2012年
直木賞は葉室 麟さんの「蜩ノ記」。
芥川賞を円城 塔さん「道化師の蝶」と田中 慎弥さん「共喰い」の2作が受賞。
ちなみに。
左から葉室さん、田中さん、円状さん。
3人の方々。受賞おめでとうございます。
わたし。
こう見えまして、コンテストだの何だのかんだの・・・受賞モノ、受賞され方の様子やコメントを拝観することが
三度の飯と寝ることと、だらだらすることの次の次の次・・・くらいに大好きです(つまり、たいしてどうでもいい)。
国民的美少女からミスユニバース・・・オスカーやアカデミーやら。
いや~~~。華やか!
まったくもって豪華!
受賞された方は、光り輝いていますね!!!
その立ち姿もさることながら、受賞時のコメントなど
自分が選ばれたときに伝えたい事前に考え抜かれたメッセージ。
目を見張るものがあります。
2012 直木賞 芥川賞。
一見、控えめな印象な3人の受賞者の皆さんですが。
やはし。
お話されているお姿を拝見いたしますと
その、あまりに地味な立ち姿に反して、そのコメントの内容のセンスは特異的。
個性的な印象の方々ばかりで
『やっぱ、物書きは違うな。凡人でないな。』と脅威すら感じました。
なかでも。
田中さん。。
(注!ここは、週末の居酒屋ではない。賞の会見場である)
彼が非常におもしろい。
非常に気になる。
受賞発表待ちのときに、ワインを2杯召し上がっていたらしく(ミヤネ屋情報)
田中さん。。。。?ほろ酔い?会見だったそうです。
ワタシ的にはワインは赤であってほしいと熱望します(どうでもええ川島なお美目線)
そういえば。
・・・他のお二人に比べて、なんか違う匂いがいたします。
(それは、あのルーズすぎるネクタイのせい?)
・・・目つきも、尋常でないかんじ。
(それは、ワインのせい?)
なんだか。
田中会見内容もなんだかんだ言われているみたいですが
『物書き』たる者。
こうでなくっちゃ!!!という変人ぶり。
こんな立派な席で、
このぐらい弾けることができる田中さんは素晴らしい『物書き』と心から思います。
突然ですが。
自分の中でのおさらい。
【芥川賞】
芥川龍之介賞(あくたがわりゅうのすけしょう)
通称芥川賞は、
純文学の新人に与えられる文学賞。
過去の受賞作品と受賞者
1950年代 [編集]第23回(1950年上半期) - 辻亮一「異邦人」
第24回(1950年下半期) - 該当作品なし
第25回(1951年上半期) - 安部公房「壁 S・カルマ氏の犯罪」、石川利光「春の草」他
第26回(1951年下半期) - 堀田善衛「広場の孤独」「漢奸」その他
第27回(1952年上半期) - 該当作品なし
第28回(1952年下半期) - 五味康祐「喪神」、松本清張「或る『小倉日記』伝」
第29回(1953年上半期) - 安岡章太郎「悪い仲間・陰気な愉しみ」
第30回(1953年下半期) - 該当作品なし
第31回(1954年上半期) - 吉行淳之介「驟雨」その他
第32回(1954年下半期) - 小島信夫「アメリカン・スクール」、庄野潤三「プールサイド小景」
第33回(1955年上半期) - 遠藤周作「白い人」 第
34回(1955年下半期) - 石原慎太郎「太陽の季節」 第35回(1956年上半期) - 近藤啓太郎「海人舟」
第36回(1956年下半期) - 該当作品なし
第37回(1957年上半期) - 菊村到「硫黄島」
第38回(1957年下半期) - 開高健「裸の王様」
第39回(1958年上半期) - 大江健三郎「飼育」 第40回(1958年下半期) - 該当作品なし
第41回(1959年上半期) - 斯波四郎「山塔」
第42回(1959年下半期) - 該当作品なし
1960年代 [編集]第43回(1960年上半期)
- 北杜夫「夜と霧の隅で」 第44回(1960年下半期) - 三浦哲郎「忍ぶ川」
第45回(1961年上半期) - 該当作品なし
第46回(1961年下半期) - 宇能鴻一郎「鯨神」
第47回(1962年上半期) - 川村晃「美談の出発」
第48回(1962年下半期) - 該当作品なし
第49回(1963年上半期) - 後藤紀一「少年の橋」、河野多惠子「蟹」
第50回(1963年下半期) - 田辺聖子「感傷旅行 センチメンタル・ジャーニィ」
第51回(1964年上半期) - 柴田翔「されどわれらが日々──」
第52回(1964年下半期) - 該当作品なし
第53回(1965年上半期) - 津村節子「玩具」
第54回(1965年下半期) - 高井有一「北の河」
第55回(1966年上半期) - 該当作品なし
第56回(1966年下半期) - 丸山健二「夏の流れ」
第57回(1967年上半期) - 大城立裕「カクテル・パーティー」
第58回(1967年下半期) - 柏原兵三「徳山道助の帰郷」
第59回(1968年上半期) - 丸谷才一「年の残り」、大庭みな子「三匹の蟹」
第60回(1968年下半期) - 該当作品なし
第61回(1969年上半期) - 庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」、田久保英夫「深い河」
第62回(1969年下半期) - 清岡卓行「アカシヤの大連」
1970年代 [編集]第63回(1970年上半期) - 吉田知子「無明長夜」、古山高麗雄「プレオー8の夜明け」
第64回(1970年下半期) - 古井由吉「杳子」
第65回(1971年上半期) - 該当作品なし
第66回(1971年下半期) - 李恢成「砧をうつ女」、東峰夫「オキナワの少年」
第67回(1972年上半期) - 畑山博「いつか汽笛を鳴らして」、宮原昭夫「誰かが触った」
第68回(1972年下半期) - 山本道子 「ベティさんの庭」、郷静子「れくいえむ」
第69回(1973年上半期) - 三木卓「鶸」
第70回(1973年下半期) - 野呂邦暢「草のつるぎ」、森敦「月山」
第71回(1974年上半期) - 該当作品なし
第72回(1974年下半期) - 日野啓三「あの夕陽」、阪田寛夫「土の器」
第73回(1975年上半期) - 林京子「祭りの場」
第74回(1975年下半期) - 中上健次「岬」、岡松和夫「志賀島」
第75回(1976年上半期) - 村上龍「限りなく透明に近いブルー」 第76回(1976年下半期) - 該当作品なし
第77回(1977年上半期) - 三田誠広「僕って何」、池田満寿夫「エーゲ海に捧ぐ」
第78回(1977年下半期) - 宮本輝「螢川」、高城修三 「榧の木祭り」
第79回(1978年上半期) - 高橋揆一郎「伸予」、高橋三千綱「九月の空」
第80回(1978年下半期) - 該当作品なし
第81回(1979年上半期) - 重兼芳子「やまあいの煙」、青野聰「愚者の夜」
第82回(1979年下半期) - 森禮子「モッキングバードのいる町」
1980年代 [編集]第83回(1980年上半期) - 該当作品なし
第84回(1980年下半期) - 尾辻克彦「父が消えた」
第85回(1981年上半期) - 吉行理恵「小さな貴婦人」
第86回(1981年下半期) - 該当作品なし
第87回(1982年上半期) - 該当作品なし
第88回(1982年下半期) - 加藤幸子 「夢の壁」、唐十郎「佐川君からの手紙」
第89回(1983年上半期) - 該当作品なし
第90回(1983年下半期) - 笠原淳「杢二の世界」、高樹のぶ子「光抱く友よ」
第91回(1984年上半期) - 該当作品なし
第92回(1984年下半期) - 木崎さと子「青桐」
第93回(1985年上半期) - 該当作品なし
第94回(1985年下半期) - 米谷ふみ子「過越しの祭」
第95回(1986年上半期) - 該当作品なし
第96回(1986年下半期) - 該当作品なし
第97回(1987年上半期) - 村田喜代子「鍋の中」
第98回(1987年下半期) - 池澤夏樹「スティル・ライフ」、三浦清宏「長男の出家」
第99回(1988年上半期) - 新井満 「尋ね人の時間」
第100回(1988年下半期) - 南木佳士「ダイヤモンドダスト」、李良枝「由煕」
第101回(1989年上半期) - 該当作品なし
第102回(1989年下半期) - 大岡玲「表層生活」、瀧澤美恵子「ネコババのいる町で」
1990年代 [編集]第103回(1990年上半期) - 辻原登「村の名前」
第104回(1990年下半期) - 小川洋子「妊娠カレンダー」 第105回(1991年上半期) - 辺見庸「自動起床装置」、荻野アンナ「背負い水」
第106回(1991年下半期) - 松村栄子「至高聖所アバトーン」
第107回(1992年上半期) - 藤原智美「運転士」
第108回(1992年下半期) - 多和田葉子「犬婿入り」
第109回(1993年上半期) - 吉目木晴彦「寂寥郊野」
第110回(1993年下半期) - 奥泉光「石の来歴」
第111回(1994年上半期) - 室井光広「おどるでく」、笙野頼子「タイムスリップ・コンビナート」
第112回(1994年下半期) - 該当作品なし
第113回(1995年上半期) - 保坂和志「この人の閾」
第114回(1995年下半期) - 又吉栄喜「豚の報い」
第115回(1996年上半期) - 川上弘美「蛇を踏む」
第116回(1996年下半期) - 辻仁成「海峡の光」、柳美里「家族シネマ」 第117回(1997年上半期) - 目取真俊「水滴」
第118回(1997年下半期) - 該当作品なし
第119回(1998年上半期) - 花村萬月「ゲルマニウムの夜」、藤沢周「ブエノスアイレス午前零時」
第120回(1998年下半期) - 平野啓一郎「日蝕」
第121回(1999年上半期) - 該当作品なし
第122回(1999年下半期) - 玄月「蔭の棲みか」、藤野千夜「夏の約束」
2000年代 [編集]第123回(2000年上半期) - 町田康「きれぎれ」、松浦寿輝「花腐し」
第124回(2000年下半期) - 青来有一「聖水」、堀江敏幸「熊の敷石」
第125回(2001年上半期) - 玄侑宗久「中陰の花」
第126回(2001年下半期) - 長嶋有「猛スピードで母は」
第127回(2002年上半期) - 吉田修一「パーク・ライフ」
第128回(2002年下半期) - 大道珠貴「しょっぱいドライブ」
第129回(2003年上半期) - 吉村萬壱「ハリガネムシ」
第130回(2003年下半期) - 金原ひとみ「蛇にピアス」、綿矢りさ「蹴りたい背中」(最年少受賞) 第131回(2004年上半期) - モブ・ノリオ「介護入門」
第132回(2004年下半期) - 阿部和重「グランド・フィナーレ」
第133回(2005年上半期) - 中村文則「土の中の子供」
第134回(2005年下半期) - 絲山秋子「沖で待つ」
第135回(2006年上半期) - 伊藤たかみ「八月の路上に捨てる」
第136回(2006年下半期) - 青山七恵「ひとり日和」
第137回(2007年上半期) - 諏訪哲史「アサッテの人」
第138回(2007年下半期) - 川上未映子「乳と卵」
第139回(2008年上半期) - 楊逸「時が滲む朝」
第140回(2008年下半期) - 津村記久子「ポトスライムの舟」
第141回(2009年上半期) - 磯崎憲一郎「終の住処」
第142回(2009年下半期) - 該当作品なし
2010年代 [編集]第143回(2010年上半期) - 赤染晶子「乙女の密告」
第144回(2010年下半期) - 朝吹真理子「きことわ」、西村賢太「苦役列車」
第145回(2011年上半期) - 該当作品なし
第146回(2011年下半期)- 円城塔「道化師の蝶」、田中慎弥「共喰い」
す、、すみませんっ!!
スクロールおつかれさまですぅ。
疲れましたか?ワタクシも疲れました。
だって、だれが誰だかわかりませんもの。
唯一、緑に変色した人のところだけ、わかる程度の薄い知識ですのよ。ほほほ。
純文学の登竜門。【芥川賞】
さて。いきなりに。
【純文学】
純文学(じゅんぶんがく)は、大衆小説、あるいは小説一般に対して、
商業性よりも「芸術性」・「形式」に重きを置いていると見られる小説を総称する、日本文学における用語。
にゃるほど~~~。
純文学は美。
純文学は芸術。
売れる売れない関係なしに描かれるものなのですね。。。。
そうなると。
あの田中さんの目を見張る行動は納得できます。はい。
受賞時以外の田中さん。
過去に何度となく完全読破をできなかった純文学。
田中さんの『共喰い』。
あの、田中さんのキャラクターに惚れて是非ともに読んでみようと思います。