夕方に、
あっちゃんと、庭掃除もかねて、
時期の終わったチューリップの葉が黄色くなってきたので球根の掘出しをしました。
掘出しはあっちゃんに任せて
私は先日購入した、新しい薔薇の苗を植え、今ある薔薇に追肥をしたり、伸びすぎた枝を散髪をしたり、薬をあげたり。。。
庭のタイムの花も満開です。
いいないいな。。。
こんな時期。こんな時間帯に、植物を触れるのはとても癒されます。ほんと。
今日、金魚つりをしてきたあっちゃんが、
「おかーかん。。今日な。らっきーだったんよ。。金魚つり。」
「一所懸命頑張っても、やっと、一匹しか捕れんかったんよ・・だけど、」
「金魚すくい屋のおねーさんが。あっちゃんの捕った金魚を袋に入れるときに水入れるじゃろ・・」
「そしたらな。そしたらな。。。水を入れるときに、水と一緒におまけの一匹をいれてくれたんよ~~~^^」
とても嬉しかったことを球根のそろえながら話をしてくれました。
「今な。メダカの水槽にいれとるんよ。2匹。可愛いんで。」
自分の部屋がきちんと整理整頓できない、あっちゃんですが、
植物や動物の世話をするのは本当に上手で
晩秋に植えたツタンカーメンエンドウも紫の実も太ってきています。
掘り出した球根を並べているあっちゃんの傍で
私がシマトネリコの落ち葉を掃いていると。
「おかーかん・・・。あっちゃんに言いにくいんだけど・・・。」と、すっちゃん。
「どーしたん?」
「あっちゃん。。かわいそう・・・。あっちゃんが今日折角、金魚すくいしてもって帰ってきた金魚が一匹。もう、死んでるんよ。。」
「あっちゃんが、すくえた金魚でも、お店のおねーさんから貰った金魚でも・・・。どっちにしても、どっちが死んだとしても、、辛いじゃろ?あっちゃん。死んでしまった金魚ももちろんかわいそう。
でも、あっちゃんが。。あんなに喜んでいたあっちゃんが。かわいそうでな。。なんて言おうか?」
ウチにやってきた金魚を
すっちゃんも嬉しく思っていて、あっちゃん以上に金魚の入っている水槽を何度も何度も覗きにいっていたようで、
金魚が死んだ事をあっちゃんよりも先に気がついたようです。
あっちゃんの悲しむ顔を想像して、悲しそうなすっちゃんでしたが、
あっちゃんになるだけ、あっさりと金魚が死んだことを伝えていました。
あっちゃんはがっかりしていましたが、すっちゃんも辛そうでした。
死んでしまった金魚をどこに埋めるか悩みましたが、
今日植えた薔薇の根元に埋めてやる事にしました。
「金魚も、薔薇の栄養になって、薔薇がキレイにさいたらいいね。金魚も喜ぶね」と二人。
すると、
すっちゃんが昔。子供たちだけであったことを思い出して私に話をしてくれました。
今はゆかちゃん。いじわるじゃろ?
でもな。昔は優しかったんよ。
ゆかちゃんが、まだ小学生になったばかりのときな。
あ。すっちゃんと、あっちゃんはまだ、保育園に行ってた頃よ。
そのとき。3人で遊んでたら
道に半分干からびかけたような、アオガエルが死にかけてたんよ。
そのとき、
みんなで『どーする?どーしよう?』ってことになって・・・。
一番おおきい、ゆかちゃんが。
『よし!助けよう!』って、干からびかけの死にかかっているカエルをもって
いきなり水道の蛇口をひねって
じゃ====!!!って。水をカエルにかけたんよ・・・・。
そしたらな。
カエル・・・。死んでしまって。。。
でもな。でも、ゆかちゃんは、その頃まだ小さかったから、
水道水をかければ、干からびたカエルが助かると思ったんじゃろうな・・・。
そのあとゆかちゃんはな。死んでしまったカエルを
小さなビンに入れてあげて、その辺に咲いていた花を入れてあげて、手紙も入れてあげて
みんなで家の裏に埋めたんよ。
なつかしいな・・・。ゆかちゃん。覚えてるかな?すっちゃん。そのことを、ものすごくおぼえているんよ・・。と。
・・・。
くすっと。笑えたりもしましたが、なんだか。いい話をきいたな。
心が温かくなりした。
命の大切さを娘たちなりに。
長女のしていることを妹たちが見て感じて。
また妹が小さな命を大切にしているということも大切にして。
ちゃんと、感じて考えているのだな。
来年もチューリップが沢山なったらな・・・
今はまだ苗の小さな薔薇だけど、きれいな花が咲くことを楽しみです。
私が剪定した、捨てられかけた薔薇のツボミや
チューリッツプの鉢に一緒に咲いていた、掘起されたノーズポールも
あっちゃんに助けられ、小さな花瓶にぎゅうぎゅうでした。