人間。
だれしも、標準的な社会生活を送っていたら、
得意、不得意なことは遭遇して当然だろう。
まして、
人間関係においては
いくら得意だろうが、不得意だろうが、避けては通れないことも多々。
どーせ。
避けて通れないのなら。
上手に、しかも可愛らしく生きていく方が、賢いやりかたなのだろうか?
さて。
先日。長女と、
『本当に美人とは性格が悪いのか?』と話し合いをしました。
女子としてこの世の中を生きていくうえで、
美しさと性格のよさを兼ね備えた人間がはたして存在するのか?という重要事項です。
数学のテスト結果の反省会よりも、大切な談義です。
もう、ある意味。ヤバイ母娘。。。。。。
昔。
付き合っていたJが言ってました。
『美人が性格が悪いというのは、アレは嘘だ!』
『ブスこそ、ひねくれて性格が悪い!』と。。。。
あのな。
J。
それは、ないだろう?
と、論争になったのは20歳になったころのこと。
Jいわく。
『美人は、小さい頃からかわいいかわいいと育てられている。だから、自分を素直にかわいいとおもっているし、ひねくれていない』
と言うのが彼の意見。
たしかに。
自己肯定感がしっかり育っている方が、
何事にも積極的で前向きで、しかも他人に優しい。
愛されて育った人間は、やはり他人を愛することができる。
うむ。
しかし。
先日の長女の意見はこうだった。
『かわいいと、美人はちがうんよ』
『かわいいは、見た目だけでなく、その人の持つ雰囲気』
『雰囲気が可愛らしいひとこそが、性格の良い人』
『逆に。顔だけがきれいでもそれは性格が良いとはいえない』
『顔の美しさだけに、こだわっている。そこにしか自信がないから、他人の気持ちがわからない』と。
長女よ。
あなたね。13年で何がわかるのか?
そこの女子のあなた。
こういうシーンに遭遇したことはないだろうか?
自分の親友とランチを食べに行く。
しかし、そのバイキング形式のランチ。今、ダイエット中の自分には少々ヘビー。
だって。
最近。
みんなに『でかくなった?』て、いわれるんだもん。
でも。
せっかくの親友とのランチ。
楽しみながら、美味しく食事しましょっ。
パンは、少なめにして。。。。
あ。
もう、もういらんよ。
これ以上食べたら、まずい。
女友達は。
もう食べれん。食べたくない。という、ワタシの言葉を無視して。
もう。ノルマだから!残したらいけんよ!と言いながら、
パンのおかわりをして。
もう、これ以上食べたらまずいから・・とやんわり断っても。
ニコニコして、勧めてくる。
なんで。
勧めてくるのかな。太ることきにしているの解っているだろうに。
ここが女子の怖いところ。
一見。性格の良い、だれからも好かれる雰囲気美人。
『ワタシだけ、食べて太るのはイヤ。だから、一緒に食べよう!えぇーい。食べさせちゃえ。』
女同士なら。
こういうこと。よくあるようにおもう。
Jのいう、美人はこういうことをするのだろうか?
長女のいう、かわいい人は、皆こうなのだろうか?
思うに。
本当の美人やかわいいって。
ただ、見た目や雰囲気。大切だけど、
それ以上に大切なのは。
もっと。
違うなにかかもしれません。
最近になって、美しい人とはこうなのではないかと思うようになりました。
じつは。うちにおります。
美人。
彼女はすごい。
何がすごいって、夜間の巡視のときのドアの閉め方。
ものすごい配慮。
誰も見ていないのに、患者さんを起こさないように、そ・・・・ぉっと。閉めている。
どんなに、忙しい夜勤でも。
その、行動はゆっくりで丁寧。
だれも見ていないのに。
そうだよ。そうだ。美人って、
容姿ばかりではいけません。
誰も見ていない、そんなときの行動が美しいからこそ『美人』なのだと。
避けて通れない人との付き合い。
上手に、しかも可愛らしく生きていく方ばかりが、賢いやりかたなのではないかもしれません。
見えないところこそ、他人が一見気がつきにくい。
そんな地味なところにこそ。
美人度。かわいさ度。
出てくるのでしょうね。
でも。この彼女は、
自分のことを腹黒い、小さなゴマのような人間だとの自己評価の低さにはまったく驚かされます。
ちなみに。
彼女は見た目もとても、かわゆい小さなヒトです。わはは。